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回線品質って?会社によって通信速度が変わるただ1つの理由
モバイル通信サービスの通信速度は、回線の混雑具合によって決まります。以下のような場合には混雑がおきやすいとされています。
2 ユーザーが一斉に端末を使用して通信を行った場合
例えると、狭い道に一斉に人がなだれこんでくると身動きがとれないのと同じです。回線を通るデータ量が大きくなると、速度が遅くなってしまうのです。
したがって、回線増強をしているような、回線数が多いMVNOサービスだからといって、いつでも高速通信ができるというわけではありません。
どの携帯大手キャリアの回線を使用しているかによって、混雑する時間帯も変わるからです。

通信速度の速い会社は?時間帯別の通信品質ランキング
では、各会社の通信回線の速度を、時間帯別にMbps程度(速度の単位)で比較してみましょう。
以下の表のアップロード(上り)とはスマホからメール送信や写真のアップをするとき、ダウンロード(下り)とは写真や動画を見たり、ダウンロードしたりするときのことを指します。
サイトやSNS、動画サービスの閲覧でストレスを感じたくない人は、ダウンロードの速度に注目しましょう。
測定方法:スピードテストアプリ
場所:横浜駅西口
比較会社:UQモバイル、※mineo、LINEモバイル、楽天モバイル、DMMモバイル、BIGLOBEモバイル(BIGLOBEモバイル)、au、NTTドコモ
測定対象:スマホでWebサイトを開いた時の通信速度
データ引用元:ITmedia Mobile
※mineoにはドコモ回線を使用した「dプラン」とau回線を使用した「aプラン」があります。
朝
総合順位 | 格安SIM会社 | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
1位 | UQモバイル | 47.37 | 99.18 |
2位 | mineo(Dプラン) | 104.82 | 21.48 |
3位 | ワイモバイル | 64.24 | 24.24 |
4位 | DMMモバイル | 69.88 | 14.96 |
5位 | mineo(Aプラン) | 18.93 | 64.85 | 6位 | LINEモバイル | 76.99 | 6.67 |
7位 | 楽天モバイル | 39.23 | 22.64 |
8位 | BIGLOBEモバイル(BIGLOBESIM) | 14.79 | 10.87 |
9位 | nuroモバイル | 11.35 | 9.73 |
総合順位 | 大手キャリア | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
- | au(LTE NET) | 50.71 | 93.79 | - | ドコモ(mopera U) | 86.94 | 21.57 |
速度単位:Mbps
昼
総合順位 | 格安SIM会社 | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
1位 | UQモバイル | 46.22 | 66.21 |
2位 | ワイモバイル | 36.03 | 17.88 |
3位 | mineo(Dプラン) | 0.6 | 17.5 |
4位 | DMMモバイル | 0.77 | 12.49 |
5位 | nuroモバイル | 1 | 10.85 | 6位 | BIGLOBEモバイル(BIGLOBESIM) | 0.51 | 9.63 |
7位 | LINEモバイル | 1.29 | 8.27 |
8位 | 楽天モバイル | 0.54 | 7.35 |
9位 | mineo(Aプラン) | 0.4 | 2.74 |
総合順位 | 大手キャリア | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
- | au(LTE NET) | 50.74 | 62.35 |
- | ドコモ(mopera U) | 73.66 | 27.04 |
速度単位:Mbps
夜
総合順位 | 格安SIM会社 | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
1位 | UQモバイル | 19.94 | 81.62 |
2位 | ワイモバイル | 36.89 | 21.88 |
3位 | mineo(Dプラン) | 0.91 | 17.5 |
4位 | nuroモバイル | 0.57 | 14.94 |
5位 | 楽天モバイル | 1.54 | 13.9 |
6位 | LINEモバイル | 3.66 | 10.39 |
7位 | BIGLOBEモバイル(BIGLOBESIM) | 1.11 | 9.8 |
8位 | DMMモバイル | 1.44 | 4.96 |
9位 | mineo(Aプラン) | 0.27 | 3.46 |
総合順位 | 大手キャリア | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
- | au(LTE NET) | 21.99 | 92.35 |
- | ドコモ(mopera U) | 35.57 | 7.11 |
速度単位:Mbps
格安SIMの通信速度は時間帯だけでなく、東京や大阪など場所によっても大きく変化するので、この実測結果はあくまでも参考値として考えてください。
比較表からわかるように、1日中安定的に速度が速いのはUQモバイルという結果になりました。
【衝撃】大手キャリアより格安SIMの方が高速通信?
格安SIMへの乗り換えで不安に思う人が多いのが、通信速度が遅くなってしまわないかということ。ところが時間帯別で比較してみると、朝は格安SIMの通信速度が大手キャリアを上回っています。
加えて、アップロード(上り)とダウンロード(下り)の速度で比較したところ、上位格安SIMは大手キャリアとそれほど大きな差がないことがわかります。
「いつでもダントツ速そう」な印象の大手キャリアですが、あまり速度に差がないとなれば、実際に自分がよく携帯を使う時間帯に強い格安SIMを選ぶ方がよいでしょう。
ストレスもなくなり、料金も抑えられて一石二鳥ですね。
朝に強いのはUQモバイル!通勤・通学時間もサクサク
朝の時間帯では総合的にはUQモバイルが一番速い結果となりました。 アップロード(上り)は大手キャリア以上の通信速度です。快適な速さでネットが利用できます。
下りの速度に着目すると、mineo(Dプラン)が100Mbpsに近い高速で、DMMモバイルや楽天モバイルも動画視聴するには十分な速さといえます。
mineo(Aプラン)下りが他と比較して回線速度が少し遅くなりますが、使用感に問題はありません。 200kbps(0.2mbps)あれば動画視聴以外のネット利用には十分な回線スピードといえます。
昼の1位はUQモバイル!昼休みに通信料を気にせず動画も見れる
昼の時間帯はキャリアをのぞいた格安SIMでは一気に通信速度が下がります。 その中で安定した通信速度を出したのはUQモバイルでした。この時間帯は会社員のランチタイムなので回線が混雑しているのでしょう。
楽天モバイル、mineoのDプラン・Aプラン、DMMモバイル、BIGLOBEモバイル(BIGLOBEモバイル)は下りのスピードが1mbps以下となっています。 アプリをダウンロードするには無理がある通信速度ですが、低画質の動画であれば再生できます。
一方、LINEモバイルの下りは辛うじて1mbpsを超えていますが、高画質の動画再生やアプリダウンロードには少し無理のある使用感でした。
夜の1位はUQモバイル!キャリア以上の通信速度
昼よりも夜の時間帯の方が通信速度がはやくなりますが、ほとんどの格安SIMでアップロード、ダウンロードともに朝の通信速度には及びません。ここではアップロードの速度が速いUQモバイルに軍配が上がりました。しかしながら、ワイモバイルも下りの速度ではau、ドコモを超えています。
仕事が終わり帰宅する会社員が多いため、夜も回線が混雑する時間帯といえます。mineoDプラン・Aプランは昼と同様に下りの回線速度は1Mbps以下なので、アプリダウンロードや低画質の動画再生に十分な使用感とはいえません。
BIGLOBEモバイル(BIGLOBEモバイル)、DMMモバイル、楽天モバイルの下りの回線速度は1Mbps台へと回復したため、低画質の動画再生であれば問題ないでしょう。一方、LINEモバイルは下りが3.66Mbpsとなっているため、高画質な動画でも問題なく再生できる使用感といえます。
1日中動画やアプリを快適に楽しめる格安SIMとは
朝、昼、夜に分けて実際の通信速度を計測した結果、時間帯により通信速度が大幅に変わることが分かりました。
快適なスマホライフを送るためにも自分がスマホを利用する頻度が多い時間帯に通信速度が速い格安SIMを選ぶとよいでしょう。
とはいえ、1日中快適に使えるならば、それが一番。総合してキャリアに負けない機能を誇る格安SIMなんてあるのでしょうか。
格安SIMならUQモバイルが絶対におすすめな5つの理由
(2)iphoneとのセット購入があり乗り換えが楽
(3)店舗数が多く乗り換え後も安心
(4)UQモバイルは2017年の総合顧客満足度No.1
(5)家族割が使える数少ない格安SIM
朝も昼も夜も携帯を使用することが多い学生や、使用時間帯がまちまちな人には、通信速度が安定して速いUQモバイルが人気です。
格安SIMへの乗り換えを機に新しくiPhoneにしたい、という方にはiPhone端末とのセットで販売してくれます。
セット購入すると、初期設定が不要なだけでなく、大手携帯電話会社と同様に「AppleCare」(故障の際の格安修理サービス)などのオプションに加入できます。
ほとんど大手キャリアと変わらないほどサービス面が充実しているのです。
また、UQモバイルの店舗は、2017年9月29日時点で全国に2696店舗もあります。故障やトラブルの際にすぐにアフターサービスを受けられるのはとても心強いですね。
通信速度の早さだけでなく、格安SIMには珍しい家族割や、SNS使い放題のサービス機能が乗り換え後の満足度の高さにつながっています。

本当にUQモバイルで大丈夫?UQモバイルのデメリット3つ
(2)選べるプランは他の格安SIMに比べて少ない
(3)3G専用端末(ガラケーなど)が使えない
実は格安SIMの中ではめずらしく、UQモバイルには2年の自動更新があります。
更新月以外での解約にはお金がかかるので、少々乗り換えにくいところがデメリットといえます。
また、UQモバイルは他の格安SIMに比べて選べるプランが少ないといわれています。プランの詳細が気になる方は公式サイトをチェックしてみましょう。
【注意】ソフトバンク・ドコモユーザー必見!UQを選ぶならやるべきこと
UQモバイルはauの回線を使用している「au系MVNO」です。なので,ドコモ系やSoftbankで端末を購入したユーザーはSIMロック解除をしなければいけません。
SIMロック解除とは、SIMカードにかかっている「契約した回線のみしか使えない」という制限を解除することでSIMフリーの状態にし、もともとの契約外の回線を使用できるようにすることです。
なんだか難しそう…と思われるかもしれませんが、SIMロック機能の解除は電話一本で可能です。
解除は基本無料でできますが、条件や会社によっては3000円ほどかかる場合もあるので、まずは自分が契約している会社の公式サイトから問い合わせてみましょう。